これまで気になってはいたものの、なかなか訪れる機会がなかった『かっぱ橋道具街』。
ついに訪れることが出来たてかっぱ橋・浅草ともに多くの人で賑わっていました。
コロナも落ち着いてきて、伸び伸びとお出かけが楽しめる様になってきましたね!
つくばエクスプレスに乗って浅草駅へ
かっぱ橋道具街へは行ったことはないものの、浅草駅から離れた所に位置し、最寄り駅は東京メトロ銀座線田原町駅だと言う事は知っていました。
行く前にかっぱ橋道具街周辺の地図を見ていると、合羽橋交差点近くに見慣れない駅を発見します!
それが『つくばエクスプレスの浅草駅』でした。
浅草駅と言う同じ名称でも、東武線・銀座線の浅草駅からはだいぶ離れた場所にあり、出来たのも割と最近なのですっかり存在を忘れてました。
せっかくなので初めてのつくばエクスプレスに乗ってみます!
初めてのつくばエクスプレス。何となく速い!?
つくばエクスプレスに乗った際、座席に座らないで立っていたのですが、まるで引っ張られるような勢いを感じました。
初めての新しい電車だから気のせいだったかも知れないですけど、乗車した北千住駅から二駅であっという間に浅草駅に到着します。
つくばエクスプレスの浅草駅には初めて降りるので、出口はどこかなと探そうと思った矢先、かっぱ橋道具街の出口案内があり助かりました。
日本語や英語が読めなくても、道具のイラストがあるせいか外国の方にも分かりやすくて親切ですね。
案内に従いA2出口へ向かいます。
道具街最寄駅つくばエクスプレス浅草駅
地下駅から地上出ると目の前に観光案内図がありました。
案内図によりますと、駅を出たらすぐに右折して、直進すればかっぱ橋道具街に着くようです。
図の通りに歩いていると珍しい物を発見します。
かっぱ橋らしいポストを見つけました!
ポストと言えば赤ですが、かっぱ(河童)に合わせた緑色が珍しくてかわいいです!
ポストの先にもかっぱの人形が出迎えてくれて道具街へ到着するまで楽しませてくれます。
合羽橋交差点に到着しました。
これまで歩いてきた道と交差する通りがかっぱ橋道具街になります。
500m程度直進している間にカッパ達が出迎えてくれたおかげですぐに着きました。
かっぱ橋道具街に到着〜散策・観光
ここに到着するまで至る所に河童達がいましたが、合羽(かっぱ)橋と何の関係があるのでしょうか?
かっぱ・かっぱ言ってたものの実は何も知らないので、気になって調べて見ると合羽橋の由来は二つの説があるそうです。
一つ目は、文化年間(1804年〜1818年)の頃、この一帯は水はけの悪い土地で、たびたび大雨などにより河川が溢れ出ていたそうです。
そこで合羽川太郎(本名、合羽屋喜八)は私財を投じて排水工事に着手したものの工事は困難を極めました。
その様子を見ていた隅田川の河童達が、夜な夜な現れては人知れず工事を手伝ったおかげで完成します。
これにちなんで『合羽橋』と呼ばれるようになったとのことです。
二つ目は、現在の金竜小学校のあたりにあった伊予新谷城主である加藤家の下屋敷に住む侍や足軽達が、雨合羽を近くの橋で乾かしていたことから『合羽橋』と呼ばれるようになったとのことです。
何だか一つ目の方がロマンがありますね。
合羽橋近くにはかっぱ河太郎の像があるようなので見に行きました。
現地にはたくさんののぼりが立っていて商売繁盛と書いてあります。
故事によると、河童を見た人は運が開けて商売が繁盛したそうで、昔から合羽橋と商売は深い縁で結ばれていたとのでした。
かっぱ橋道具街へ行ったら立ち寄りたいお店
かっぱ橋道具街には100軒近くのお店があるので色々と散策しました。
『はし藤本店』
お店構えが綺麗で気になり入ってみたら、中もお洒落で雰囲気でたくさんのお箸が丁寧に陳列されていました。
台風など自然災害によって倒れたり実をつけなくなってしまった『りんごの木』を加工したお箸ですとか、古民家にあった囲炉裏の煙で100年以上も燻され続けた煤竹(すすだけ)が使用されたお箸は20000円近くの値がついて一膳一膳味わいが異なるからまるで工芸品のようですね。
こちらのお店はテレビ番組のじゅん散歩でも紹介されたりと、取材にきた芸能人のサイン色紙もありました。
これだけの色々なお箸を展示しているのはこちらだけだそうで、説明して下さった店員さんがとても親切でかつ情熱を感じました。
『元祖食品サンプル屋』
かっぱ橋道具街の紹介ではよく取り上げられる食品サンプルのお店です。
ビールジョッキは本物かと思う出来栄えで、ジョッキについた汗も再現性が高かったです。
食品のキーホルダーはどれも珍しく、せっかく観光しにきたら全種類爆買いしたくなりますね。
有名なナポリタンをフォークで持ち上げているサンプルは、自宅でも作れるキットが販売されています。
『ニイミ洋食器店』
ランドマーク的な建物で有名なニイミの洋食器店です。
テレビで見ていたシェフにやっと会うことが出来ました!
店舗は1,2階・3,4,5階は倉庫になっている建物内へ入ると奥行き広くお店で使う物ならとにかく色んなものが置いてありました。
ビビンバ石鍋、溶岩プレート、新幹線のお子様ランチプレート、包丁、メニュー表、ラーメン鉢、コーヒーカップなど、食器関係はほぼ揃っているので急いでいて手っ取り早く探すなら便利そうです。
かっぱ橋道具街で出会った素敵なお店
他にも魅力的なお店がいっぱいあり全て紹介したくても書ききれないので印象に残ったお店を紹介します。
お菓子道具屋さん
器屋さん
飲食看板装飾屋さん
飲食ユニホーム屋さん
包丁屋さん
刷子屋さん
もう一つの最寄駅である田原町から浅草駅へ
もっと色々なお店をじっくり見たかったのですが、浅草寺にも寄りたいので合羽橋道具街を離れる事にしました。
帰りはニイミ洋食器店があった菊屋橋交差点近くにある、東京メトロ銀座線の田原町駅へ向かいます。
銀座線田原町駅浅草方面ホームに着くと、人がごった返しており半数は外国人観光客でした。
観光客に混じって銀座線に乗ること一駅で浅草駅に到着。
銀座線浅草駅雷門方面出口を上がると行列が見えてきます。
見に行ってみると、行列の先にあったのはどら焼きで有名な『亀十』さんでした。
中もごった返して大繁盛の様子です。
買って帰りたい気もしましたが時間がかかりそうなので今回は見送ることにしました。
亀十さんのすぐ近くの信号の先には雷門が見えます。
こちらも人集りがすごい!
観光客もそうですが、車夫の数もすごかったです!
雷門を潜って仲見世通りに入ると、こちらも賑やかです。
人混みも凄かったですが、その頭上にある繭玉を見て非常に懐かしい気分になりました。
繭玉は五穀豊穣・商売繁盛を願って、丸めたお餅を柳の枝にさして屋内に飾る行事です。
子供の頃に母親が作って土間に飾っていた光景を思い出しました。
浅草寺に到着しました。
訪れたのが年の瀬だったので、着物を着てるのは外国人観光客でしょうか?
浅草の街中でも着物を着てる人が多かった気がします。
最近は着物レンタルのお店も増えているので観光の記念になりますね。
本堂でお参りをして、帰りは混雑した仲見世通りとは別のルートを選択しました。
日常に戻りつつある浅草から離れる
浅草寺から人通りの少ない道を歩いて東武線浅草駅に到着です。
階段がラッピングされて綺麗だったので記念撮影しました。
コロナ真っ只中である半年前に比べ明らかに人が増えて賑わっており、人に溢れた活気ある街並みを見るとコロナ前に戻ってきている感じがしました。
中々足を運べなかったかっぱ橋にも行けて満足な一日でした!