以前に総絞りの羽織から付け帯を作った時の残布で手提げ袋を作ってみようと思います。
10年ほど前に図書館で読んだ手提げ袋の作り方の本を参考にしながら、鞄の中身が見えないようにする巾着型エコバッグ作りに挑戦してみました。
準備
・総絞り反物残布
・接着芯(青地、クリーム地)
・本体用裏地(白キルティング)
・その他裏地・口布用(紫)
・口布用紐
反物の形状的に細長い型しかとれず、残った生地に合わせて型紙をとります。
内袋の型紙です。
ポケットと持ち手の作成
ポケット二個、持ち手二本を作ります。
芯地をつけてから紫の裏地を縫い付けます。
本縫いをして表に返します。
持ち手を表に返す時は割り箸の先に布端を挟んで内側に押し込んで表に返します。
内側につけるポケット二つの内、一つはファスナーをつけます。
主要パーツの作成
①内袋パーツ
表地の弱さを補う為に裏地の生地を考えていたところ、あまりのキルティングがあったので使用しました。
内ポケットを取り付ける際は見えにくい箇所でも押さえステッチを二本平行に縫います。
真ん中で中表に折り両サイドを印通りにミシンで縫います
(片側は後にひっくり返す時用の開口として、上から7.5cm・下から9.5cmの所で縫い止める)
底マチ部分は両端を二等辺三角形に摘んで底辺6cmを縫います。
内袋の完成です。
②口布パーツ
バッグの中身が見えないようにするために巾着風の口布を取り付けます。
紐通し部分として3.5cm空けて縫います。
両サイドを三つ折りにして縫ってから上辺の紐通し部分を三つ折りにして縫います。
③本体パーツ
絞りの生地は薄く伸びやすいです。
鞄の素材としては頼りなく適さないので芯地を張って補強しました。
生地に余裕があれば本来は一枚で済むものが、細長い為に本体とマチで別々となります。
①②上から下にミシンで縫う
③底の部分を縫い止まりで止める。糸を少し残して手縫いで縫い止まりを返し縫い。表に返した時に角を綺麗に出す
本体の縫い代・底の両角にアイロンをかけます。
持ち手の位置を確認してから根元に補強ステッチをかける
3パーツ結合
表地・口布・内袋の三枚を合わせます。
表から縫うと上部端が綺麗に仕上がらないので裏側から縫います。
今回は過去に読んだ本を参考にしました。
仕上がりイメージ(完成形)
仕上がりイメージ(裏から)
内側での作業手順
内側から縫う為に事前に開けておいた内袋の穴を開きひっくり返して作業をします。
開口部の中からひっくり返します。
①持ち手の本縫い
②表地・口布・内袋の3枚の位置合わせをし仮縫いしてから表に返して確認
③問題なければ再度裏返して本縫い
本縫いをしたら3枚の端をアイロンで割る
元に戻して開口部を手縫いで綴じます。
手提げバッグの完成
多色がうっすらと見える表情豊かなぼかし模様と、ふんわりした素材感が残せました。
ただ長年保管していて一部しみが浮き出てしまったので、見えない内ポケットに使用しています。
思ったより良い出来栄えとなりました。
もう少し暖かくなったら、仕立て直した着物と作り付け帯と一緒に合わせてお出かけするのが楽しみです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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