petit marine〜プチマリン〜

ハンドメイド作品や洋裁などについて綴ります

【ボタンリサイクル】ワイシャツのボタンを再利用してお手玉作り

プロモーションを含みます

断捨離で部屋の片付けをしていたら、大量のボタンが出てきました!

我が家の衣料品を捨てる時、ワイシャツに付いているボタンがもったいないから外してとっておいたものです。

40年近くの間、いつか使える、いつか使えると思い、残しておいたのですが、結局はあまり使わずじまい、溜まる一方でしたね。

溜めたボタンを見ても、あの『こんまり』さんが言う『トキメキ』を感じることがなかったので処分することにしました。

ですが、ただ捨てるのも勿体無いのでお手玉として再利用しましょう!と思い立ったので制作スタートです!

 

 

お手玉について

私の小さな頃はテレビ・ゲームやインターネットなどの娯楽がなかったので、お手玉は身近な遊び道具だったと記憶しています。

適当な布っ切れに小豆を入れた袋状にしていた物しか知らないので、よく考えたら
『きちんとした作り方は?』
『種類は?』
『由来は?』
など、知らない事ばかりでした。

作成するにあたり改めてお手玉について学び直してみましたので、まずは簡単にお手玉について紹介していきます!

お手玉とは?

お手玉とは布製の小さな袋に、小石や小豆・米などを入れた玩具のことです。

地域により『いしなご』『じゅずだま』『オニンク』など名称が異なります。

 

お手玉の代表的な種類として

・俵型
・座布団型
・枕型
・かます型(巾着の様な形状)

があります。

 

お手玉の中身には、昔から小豆・お米・数珠玉・蓮の実などが用いられてきました。

これらは天然素材ですので、使用する前に防虫のため、熱湯で消毒・乾燥が必要となります。

現代ではペレットやビーズなど、事前処理を必要としない素材を手芸屋さんで入手することが出来ます。

 

お手玉の遊び方
遊び方は多種ありますが、歌に合わせ空中に投げて落とさないよう掴む、を繰り返すのが一般的な遊びとされています。

 

お手玉の始まり
お手玉の起源は、紀元前5世紀頃、ヨーロッパの遊牧民が始まりとの説があります。

シルクロードを経てインドや中国へと広まり、奈良時代に中国から日本へ伝わってきたとも言われています。

廃ボタンを使ったお手玉作り開始

お手玉作りについて学んだところ

・俵型
・座布団型
・枕型
・かます型

があるとわかりました。

簡単に作るだけでしたら、俵型などササっと作れる形状でも良かったのですが、エコバッグ作りで出た端切れを消化したいな、という思いがあり、その端切れの柄が綺麗に出てくれそうな事から、今回は『座布団型』を作ってみることにしました。

座布団型に挑戦

準備した生地を重ねて、片側を縫います。

L字の様に縫います。

グイッと起こして縫います。

パタンと倒します

出来上がり時の柄合わせが難しい。

どっちがどっちだかわからなくなってしまいました

私には中心が出しにくく、わかりづらいです。

 

色々なホームページを見たり、自分なりの工夫を混ぜたりと試行錯誤した結果、私なりのベストな方法を発見しました!

もう迷わない!おすすめ座布団型お手玉の作り方

下図のように生地を配置して縫う順番を決めてしまうことで、柄の配置に迷うことなく縫いきることができるようになりました。

では順を追って作り直してみます!

①生地を配置して印を付ける

 

 

まずや生地を準備します。

正方形(50ミリ×50ミリ)二個分に、外周縫い代10ミリを加えた長方形(70ミリ×120ミリ)の生地を四枚用意したら柄を合わせます。

 

 

見本と同じ配置になるようひっくり返して、下辺と左辺に印をつけます。

②1の辺同士を縫う

 

 

縫い代10ミリ内側を中心から縫っていきます。

始めと終わりは返し縫いをします。

③2の辺同士を縫う

 

 

ひっくり返した際に柄が出るよう、①の線と②の線の角度90°を意識します。

縫い始めは、ひっくり返した際の中心になるので①と同じ穴に入れます。

④3の辺同士を縫う

 

 

②の線と③の線の角度90°を意識します。

こちらも縫い始めは1と2同じ穴に入れます。

⑤4,5,6の辺同士を縫う

 

 

角度90°を意識し同じ穴に入れます。

④から⑤は続けて縫うので糸は切らずにして、角に来たら返し縫いしてから⑤へ続きます。

L字になるので縫にくいです。

 

 

⑥まで縫い終えました。

平面から立体的になってきました。

⑥7,8の辺同士を縫う

 

 

立体的になっていて方向感がなくってきます。

緑の印を目印にして、その隣の辺を縫います。

縫い始めは①の縫い終わりの穴から始めます。

 

 

そのまま緑の辺も縫います。

青の辺が隣になりました。

⑦9,10の辺同士を縫う

 

 

青の印の隣の辺からスタートして一気に縫います。

⑧ボタンを入れて出来上がり

残りは二片なのでどちらか一辺を縫い、残りの口を大きく開いてあげます。

 

 

ひっくり返して、口の開いた残り一辺から30グラム(118個)のボタンを入れます。

 

 

ボタンを投入したら、表から糸が出ない様に縫えば完成です。

お手玉を量産

作り方もわかったのでお手玉を増やして行きます。

今回使用する生地はこちら



 

この生地は、以前コンタクトレンズ屋さんで無料配布していたフルーツ柄の風呂敷です。

エコバッグ作りで使用したのですが、柄が可愛くて生地を取っておきました♪

フルーツ柄風呂敷を使用した作品はこちら↓

petitmarine.com

 

早速お手玉たちをたくさん作ろう!

としたところ、中にいれるのに適したボタンはなくなってしまいましたーー

なので、ここからはペレットを使用していきます!

 

 

一辺を残して縫い上げましたら、ペレット30gを投入します。

 

 

お手玉たちの完成です!

果物がみずみずしくて美味しそう♪



作ったお手玉で遊びます

お手玉というと子供の遊びかと思っていましたが、実は認知症対策にも良いそうです。

早速作ったお手玉で実践を!と張り切って遊んでいたら肩が痛くなって湿布貼ることになってしまいましたーー

また元気になったら再開しますね♪

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

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